アフターピルは72時間以内に服用することが推奨されていますが、産婦人科の通院が難しい状況だとどうすれば良いか悩みますよね。
例えば、「夜間にアフターピルが必要な状況」「連休中で産婦人科の診療時間外にアフターピルが必要な状況」だと、避妊対策が間に合わないかもしれないとモヤモヤするでしょう。
そこでピーチベルクリニック事業開発部では、身近な場面で購入できるアフターピルの代わりになるものが市販されているのか調査しました!
- アフターピルの代わりになるものは市販されていない【2024年12月時点】
- アフターピルの代わりになるものが市販にない理由
- 適切なアフターピルの服用ができない
- すぐに相談ができる医師がいない
- 事件性の発覚が遅くなるリスクが高まる
- コンドーム使用率の低下や性感染症のリスク
- 推奨されるアフターピルの服用時間に間に合わない
- アフターピルを処方してもらう方法は2種類
- ポイントアフターピルオンラインおすすめ6選比較【即日可】安全に緊急避妊薬を買える通販は?
アフターピルの代わりになるものは市販されていない【2024年12月時点】
2024年時点、残念ながらアフターピルの代わりになるものは市販されていません。
アフターピルを処方してもらうためには医師の診療が基本とされており、産婦人科などの対面診療またはスマホで相談ができるオンライン診療が一般的です。
相談方法 | ポイント |
---|---|
対面診療 | 医師に直接会ってアフターピル処方の相談ができる |
オンライン診療 | スマホのビデオ通話やチャットでアフターピル処方の相談ができる |
政府はアフターピルを市販化するために薬局での試験販売(2023年11月〜)していますが、アフターピルの代わりになる商品は通常販売していません。
アフターピルは副作用や適切な服用方法の確認ができないなどの課題がある一方で、安心かつ適切に身近な環境で購入・服用する動きも広まっています。(参照:緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)
したがって、アフターピルの代わりになるものが市販化される可能性は低いですが、将来的にアフターピルがマツキヨなどの薬局で通常販売されることは想定できます。
性交後は72時間以内のアフターピル服用が推奨されていますが、「市販で探しても見つからない…」「誰にも知られたくないけど、どうすればいいか分からない…」と悩んでいたら時間だけが経過してしまいます。
もしもの時に備えたアフターピルがスムーズに購入できる環境を政府も注目しており、市販を含めた将来的な対策は進んでいくでしょう。
関連記事:アフターピルはマツキヨや薬局で買える?緊急避妊薬の受け取り方法を調査
アフターピルの代わりになるものが市販にない理由
アフターピルの代わりになるものが市販されていない理由は5つです。
適切なアフターピルの服用ができない
アフターピルが市販されていない理由の1つとして、適切な服用方法やルールを理解できないまま飲んでしまう人がいることが挙げられます。
低用量ピルは1日1錠ずつ継続的に服用することで避妊効果が高まるとされていますが、日本国内で認可されているアフターピルは性交後72時間以内(推奨は24時間以内)の服用が必要です。
アフターピル | 性交後72時間以内に1錠服用 |
---|---|
低用量ピル | 1日1錠を継続的に服用 |
誰でも自由に市販で購入できる状況になるとアフターピルの服用経験がない人は、「量を飲めば避妊できる」「服用時間の制限を知らない」「低用量ピルで代用できる」など、間違えた知識のまま飲んでしまうリスクが高いです。
市販で販売されているOTC医薬品分類は、薬剤師からの書面での情報提供が義務付けされている第1類医薬品と登録販売者・薬剤師の説明が努力義務な第2類医薬品・それ以外の第3類医薬品に分類(※)が一般的ですが、アフターピルはどの分類にも含まれません。
将来的にアフターピルが市販化される場合は、医師のカウンセリングに代わる対策が取られると予測できますが、2024年12月時点ではOTC医薬品分類に含まれないため薬局などでは購入ができません。
※要指導医薬品は薬剤師の対面で書面での情報提供が義務付けられています。
すぐに相談ができる医師がいない
アフターピルは性交後1回の服用が基本になりますが、市販で購入した場合は副作用や効果・メンタル面の相談ができる医師がいないと不安を感じる人が多いでしょう。
産婦人科などの対面診療またはオンライン診療で処方してもらえるアフターピルですが、いずれもカウンセリング診療を受けた医師・スタッフに相談ができるサポート体制が含まれることが大半で、服用後の対策がしやすいです。
薬局などで市販されている場合は、アフターピル服用後の副作用・効果における相談や処方した記録が取れないことから過剰摂取(オーバードーズ)を起こすリスクが想定できます。
事件性の発覚が遅くなるリスクが高まる
緊急性の高いアフターピルが必要な状況は、性犯罪や性暴力に結びつくリスクがあり、市販で購入できる状況だと発覚が遅くなる可能性があります。
医師のカウンセリング診療が必須条件であれば事件性の発覚を早めることはできますが、自己判断でアフターピルの服用をする場合は相談ができる環境がないと危険性が高いです。
産婦人科やオンライン診療なら医師のカウンセリング診療が必ず含まれるため、状況の相談がしやすい環境が整えられているため、一人で悩みを抱え込まず事件発覚までのスピード感が早くなります。
アフターピルの服用が必要になった状況を気軽に相談ができる環境が整えられないことから、2024年12月時点では市販で購入ができないと予測できます。
参照:文部科学省「性犯罪・性暴力対策の強化について」
参照:男女共同参画局「性犯罪・性暴力対策」
コンドーム使用率の低下や性感染症のリスク
アフターピルは緊急避妊薬として使用されますが、服用することを前提としてコンドーム使用率の低下や性感染症のリスクが高まることも市販で気軽に購入できない理由でしょう。
性感染症はアフターピルの服用で防止できるわけではないため、望まない妊娠を防ぐためにはコンドームの使用と不安な場合は性感染症検査がおすすめです。
市販でアフターピルやアフターピルの代わりになる商品を購入できる状況だと、性感染症の発覚や対策に時間がかかるリスクがあります。
アフターピル(緊急避妊薬)を使用する目的は以下の通りです。
- 性行為で腟内に射精した
- 性行為で腟内に精液や男性器から分泌液が入った
- 性行為でコンドームが破れた
アフターピルを服用するからコンドームの使用しなくて良いわけではなく、あくまで望まない妊娠を阻止するために緊急性の高い対策になることを覚えておきましょう。
推奨されるアフターピルの服用時間に間に合わない
日本国内で認可されているアフターピルは72時間以内の服用が推奨されていますが、市販で気軽に購入できることで正確な服用時間の把握ができない可能性が高いです。
72時間以内の服用が間に合わない場合は、ソクピルの120時間以内に服用できるアフターピルがおすすめですが、適当な時間に飲んでも効果は期待できません。
市販でアフターピルまたはアフターピルに代わりが購入できる状況だと、正しい方法で妊娠阻止ができないリスクから2024年12月時点では市販で売られていないのでしょう。
アフターピルの代わりになるものが市販化される可能性
アフターピルは産婦人科などの対面診療またはオンライン診療で医師のカウンセリングを受けた上で処方してもらえますが、将来的に市販で購入できる可能性はありますが、代わりになるものが販売されることは想定しにくいです。
- 将来的にアフターピルが市販で売られる可能性はある
- アフターピルの代わりになるものは効果・副作用・トラブル防止の観点から市販される可能性は低い
政府は2023年11月よりアフターピルをマツキヨなどの薬局で試験販売を開始し、緊急性が高い場合はすぐに購入できる環境を整える準備を進めています。
とはいえ、アフターピルは服用すれば良いわけではなく、正しい服用方法や副作用・効果・性感染症などのトラブル対策が整わない限り実現は難しいでしょう。
重要なことは、アフターピルを正しい方法で購入・服用する方法を理解し、もしもの時の対策を想定しておくことです。
アフターピルを処方してもらう方法は2種類
アフターピルを処方してもらう方法は2種類で、あなたが安心できる環境で選ぶと良いです。
- 産婦人科やクリニックの対面診療で処方してもらう
- オンライン診療でスマホだけでアフターピルを処方してもらう
市販でのアフターピル購入ができない状況でも諦めず、2種類からあなたの状況に適した方法で処方してもらいましょう。
産婦人科やクリニックの対面診療で処方してもらう
1つ目のアフターピルを処方してもらう方法は、産婦人科やクリニックの対面診療です。
対面診療は医師に直接相談ができるため、アフターピルを服用する上での不安や心配事をその場で解消しやすいことが特徴になります。
診療時間や立地に合わせた調整は必要ですが、好アクセスの産婦人科やクリニックがあれば、即日アフターピルを処方してもらえるメリットもポイントです。
アフターピルの服用経験がなく、副作用や効果面などの不安を医師に直接相談をしたい人は産婦人科やクリニックの対面診療で相談しましょう。
オンライン診療でスマホだけでアフターピルを処方してもらう
2つ目のアフターピルを処方してもらう方法は、スマホがあれば自宅で相談ができるオンライン診療です。
オンライン診療でアフターピル処方をしてもらうメリットは、外出する手間や知り合いにバッタリ遭遇するリスクを回避できることになります。
- スマホがあればアフターピル処方の相談ができる
- 外出する手間がかからずスキマ時間にカウンセリング診療を受けられる
- 最短当日にアフターピルが発送される
- ビデオ通話・電話・チャットから相談方法を選択できる
- 産婦人科やクリニックで知り合いにバッタリ遭遇するリスクがない
スキマ時間だけでスムーズにアフターピルの処方相談ができるオンライン診療は、性交後の時間が経過していても外出できない状況で悩んでいる人におすすめです。
アフターピル処方は自由診療で保険証の提示は必要なく、身分証があればスマホ1台で医師に相談ができます。
「性交後の妊娠阻止をしたいけど、産婦人科やクリニックでアフターピルの処方をしてもらう時間がない…」と悩んでいたら、オンライン診療で医師のカウンセリングを受けましょう。
関連記事:アフターピルオンラインおすすめ6選比較【即日可】安全に緊急避妊薬を買える通販は?
アフターピルの代わりになるものは市販にないがスマホ1台だけで相談ができる
結論として、アフターピルの代わりになるものは市販にはないですが、オンライン診療を選べばスマホがあれば気軽に処方相談ができます。
産婦人科やクリニックなどに行く時間がない人でも、ビデオ通話や電話・チャットで医師のカウンセリング診療を受けることができ、推奨されている72時間以内にアフターピルを服用することができるでしょう。
- アフターピルの代わりになるものは市販されていない
- アフターピルの代わりになる医薬品などはなし
- 2024年12月時点、医師のカウンセリング診療が必須条件
- 外出する時間がない人はオンライン診療で自宅で相談可